Legal Education Support Association

活動報告
2024年8月1日・2日・5日/6日
夏休み特別企画 刑事司法探究プログラム
今年も法務省との共催による、夏休み特別プログラムを実施しました。
1日目(8/1)
首都圏の小学5年生から高校3年生まで、計81名の学生が参加しました。
法務省に集合後、東京地方検察庁を訪問、裁判の傍聴、刑事司法セミナーを受けました。
現場ではたらく実務家たちの姿を間近で見たり、直接たくさんの疑問をぶつけることで、刑事司法にかかわる仕事への理解を深めました。

▲現職の検事が模擬取り調べを実演

▲グループセッションで、実務家に質問する様子
2日目(8/2)・3日目(8/5 or 8/6)
小学5年生~高校3年生(浪人生含む)までの計65名の学生が模擬裁判を体験しました。
現役の実務家による指導のもと、学生たちは裁判官・検察官・弁護人の三役に分かれて、架空の殺人未遂事件の審理・評議に参加しました。
2日目を準備日、3日目を模擬裁判実施日と設定し、本物さながらの模擬法廷を使用して執り行われました。


▲模擬法廷での模擬裁判のようす
2024年6月23日
刑事司法セミナー
法務省共催のもと、教諭・保護者を対象としたセミナーを開催し、計28名の方々にご参加いただきました。
過去のセミナーと同様、法曹三者のみならず、警察・保護・矯正といった様々な分野の法律家・実務家の方々にご登壇していただきました。
セミナーは5部構成にわたり、刑事司法を支える職業の紹介、刑事手続のリレー形式での解説、模擬裁判プログラムのご紹介、課外活動プログラムのご紹介、質疑応答を通して、それぞれの仕事内容や、弊協会が実施しているプログラムのご紹介をさせていただきました。

▲刑事司法の流れについてリレー形式で解説
参加者の声
大変貴重なお話をわかりやすくしていただき、ありがとうございました。更生保護分野は知ってはいたものの、詳しく理念等を聞けたことがよかったです。警察のご登壇者様からは、正義に対する強い思いを感じました。(40代・大学教員)
検事という仕事について、皆でスクラムを組んで進めている・そのような組織に身を置きたいと思ったというお話が印象的でした。娘に伝えたいと思います。ありがとうございました。(40代・会社員)
犯人を捕まえて終わりではなく、その人が更生してもう一度社会で生きていくためには多くの矯正、更生の仕事があることを学びました。加えて、私たちの偏見等は一番ダメなことだと理解しました。(50代・会社員)
本人の興味があれば色々なプログラムがあることが分かりました。すすめてみようと思います。(40代・会社員)
2024年3月24日
刑事司法セミナー「第4回 刑事司法への誘い」
今回のセミナーでは、幅広い世代を対象とし、
中学⽣18名、高校生27名、教諭2名の計47名の方々にご参加いただきました。
過去のセミナーと同様、法曹三者のみならず、警察・保護・矯正といった様々な分野の法律家・実務家の方々にご登壇していただきました。
セミナーは3部構成にわたり、刑事司法を支える職業の紹介、刑事手続のリレー形式での解説、グループセッションを通して、それぞれの仕事内容や魅力について学びました。
セミナー終了後には、個別の進路相談会も行われました。

▲刑事司法の流れについてリレー形式で解説

▲グループセッションの様子
参加者の声
元々司法全体に興味があり、検察官、裁判官、弁護⼠のどれかになりたいと思っていたが、今回のセミナーで被害者⽀援や加害者の更⽣を⼿伝う⽅々の話が聞けて、司法に対する視野が広がってよかった。(高1男子)
裁判の後にも矯正や保護があって再犯を防ぐための活動もあることを知り、とても⾯⽩いと思いました。(中3男子)
多分野の⽅が参加してくださっていたので、⼤変興味深かったです。(高校教諭)
ネットで調べても出てこない、働いている上での本⾳を聞けて楽しかったです。⼤学受験に向けてのモチベーションも⾼まりました。
(高2女子)
3時間があっという間でした。こういったセミナーは質問時間が少ないことが多いので、座談会がありとても有難かったです。(高1女子)
座談会は、⾃分から気になることを聞く形式だったので、能動的に学ぶことができた。また、
⾊々な分野が多く、矯正という知らなかったことを知ることができた。裁判の傍聴もぜひ参加したい。(中3女子)
2023年12月17日
刑事司法セミナー
「第3回 刑事司法への誘い」 大学生向け
法務省共催のもと、初めて大学生を対象として行われた第3回目の刑事司法セミナーでは、
大学生38名、法科大学院生3名、高校生1名の計42名が参加しました。
第1回、第2回のセミナーと同様、法曹三者のみならず、警察・保護・矯正といった様々な分野の法律家・実務家に登壇いただきました。
刑事手続のリレー形式での解説、パネルディスカッション、グループセッションを通して、それぞれの仕事内容や魅力について学びました。
セミナー終了後には、実務家や法科大学院生による個別の進路相談会も行われました。
現場のリアルな話や大学生活の過ごし方など、熱心に実務家に質問する参加者の姿が印象的でした。

▲セミナーを通して、興味のある職業以外にも視野を広げることができた

▲「職場で女性はどのくらいいますか?」
女性の働き方についても、多くの質問が出た
参加者の声
刑事司法手続き全体を一連の流れで学ぶことができ、有意義だった。勉強だけでなく、実務における考え方に触れることができた。
現役の法曹の方々に直接お話を聞いたり、質問させていただく機会はなかなかないので、とても楽しくて貴重な経験ができました!!自分の進路を決める上で、とても役立ちそうです。
保護観察までの一連の刑事司法手続を専門の方々に説明していただき、検察や弁護士、保護観察官の仕事の内容や、やりがいを知ることができ、自分の将来の選択肢として可能性の幅が広がりました。
実務家の方に様々なお話を聞くことができて、とても学びが多かったです。また、刑事司法について学んだのも初めてだったのですが、今回のお話を聞いて自分の視野が広がりました。
ざっくばらんに色々な方のお話を伺えたのがありがたかったです。
刑事司法のおもしろさを身をもって感じました。同時に、刑事手続きのフローにおいて、入口となる警察業務の重要さについても更に知ることとなり、魅力を感じました。
2023年7月31日・8月1日
夏休み特別企画 刑事司法プログラム
法務省との共催による、全2日間の夏休み特別企画プログラムを実施しました。
1日目
首都圏の中学高校24校から、73名の学生が参加しました。
法務省に集合後、東京地方検察庁を訪問、裁判の傍聴、刑事司法セミナーを受けました。
現場ではたらく実務家たちの姿を間近で見たり、直接たくさんの疑問をぶつけることで、刑事司法にかかわる仕事への理解を深めました。

▲現職の検事によるリアリティ溢れる模擬取り調べを見学

▲裁判を傍聴後、公判について学び理解を深めた
2日目
34名の中学生・高校生が参加し、模擬裁判を体験しました。
現役裁判官による指導のもと、学生たちは裁判官・裁判員役として、架空の殺人未遂事件の審理・評議に参加しました。
自分たちで話し合って判決を決めていくことで、「人を裁く」ことの責任について学びました。

▲現役の裁判官とともに、判決を考える

▲裁判官席に座って、被告人に判決の言い渡し
参加者の声
(裁判を実際に傍聴して)前までは検事は一層罪を重くするのかと思っていたけれど、実はそうでなくて、「被告人」の今のことだけでなく、これからの生活や「被告人のため」の忠告などもしっかり関わっているのがとても印象に残りました。
私は理系ですが、文転して司法の道に進んでもいいかなと思うほど、魅力的な体験でした。
裁判所も法務省も初めて入った場所で、一つ一つが新鮮でした。裁判に至るまで、警察や検察など様々な分野が複雑に絡んでいるんだなと分かりました。
今実際に働いている人の話の内容が非常にリアルで興味深かった。弁護士、検察官、裁判官が、自分が思っていた以上に罪を犯した人々とともに歩んでいるとわかって感銘を受けた。